国内最大のエレクトロニクス総合見本市「CEATEC JAPAN」にて、ポケットガイガーType4を出展いたします。関連して、ポケットガイガーで採用しているドイツFirstSensor社製の大面積PINフォトダイオードや、最新のシンチレーター付きタイプなども展示されます。
CEATEC JAPAN 2012概要
- 会場: 幕張メッセ
- 会期: 2012年10月2日(火)~10月6日(土)
- コマ: 8F80
- 協力: 丸文株式会社
詳しくは、丸文株式会社によるプレスリリースをご覧下さい。
丸文株式会社、独First Sensor社製の放射線検出専用大面積フォトダイオードの販売を開始。
放射線検出用フォトセンサーなどをCEATEC JAPAN で紹介。
エレクトロニクス商社の丸文株式会社は、光センサーメーカーの独国「First Sensor AG」と販売代理店契約を締結し、光電子センサーの取扱いを開始した。カスタムフォトダイオードや放射線検出専用大面積フォトダイオードなど、幅広い光電子センサーを販売する。
同社では、国内のセキュリティー、セーフティー市場の検知・計測製品向けにTOF※技術を用いた各種光センサー解析ソリューションを、また環境計測市場向けには放射線検出用センサーなどを主に提供していくとしている。
CEATEC JAPANでは、このファーストセンサー社製の放射線検出専用大面積フォトダイオード「X100-7」をベースに、その詳細が紹介される。
※TOF(Time of Flight):対象に光を当て反射した光が戻ってくる時間から距離を測定する計測法
放射線検出専用大面積フォトダイオード「X100-7」をCEATEC JAPANで紹介。
放射線検出用フォトダイオード「X100-7/ PS100-7」
同社が販売する、ファーストセンサー社製の放射線検出専用大面積フォトダイオード「X100-7」は、シリコン部分が10mm x 10mmと大きく、効率的に多くの放射線を受けられるフォトダイオード。黒エポキシで表面を覆うことにより不要な光成分を遮光でき、低ノイズで高精度な放射線計測を可能とした。
シリコン半導体センサーであるため、従来線量計に多く用いられてきたGM管に比べ、安定した品質で安価に大量生産が可能。 また、低電圧動作であるため、ポータブル線量計などの大量生産製品に低コストで組込むことができるとしている。
X100-7は、iPhone等で使用できる高感度ポータブル線量計『ポケットガイガー』の最新版TYPE4に採用されている。その高感度特性により、ポケットガイガーTYPE4は従来型に比べて計測時間が3分の1以下と大幅短縮を実現したとしている。
シンチレーター付タイプは、Cs137(セシウム137)の感度が大幅に向上
シンチレーター付きタイプ
X100-7をベースにシンチレーターを組み合わせたシンチレーター付きタイプもCEATEC JAPANで紹介される。
独自のコーティング技術により潮解※を抑えたシンチレーター付タイプは、Cs137(セシウム137)の感度が従来の120cpm/μSv/hから800 cpm/μSv/hと大きく向上しているのが特長。
これにより、空間線量計のみならず、食品・農産物、さらに工業製品等のスクリーニング検査といった計測機器の組込用としても活用できるとしている。
10 x 10 x 4mmと10 x 10 x 8mm、2種類のシンチレーターサイズが用意されている。
※潮解:結晶が空気中の水分を吸収して溶けること